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神戸市の製造業、出荷額は4.7%増の2兆8318億円 2014年の工業統計調査

 神戸市は19日、経産省が実施した2014年12月31日現在の工業統計調査で神戸市部分がまとまったと発表した。神戸市の製造業による2014年の製品出荷額は2兆8318億円で、13年に比べて4.7%増加した。前の年に比べて増加したのは2010年以来4年ぶり。付加価値額は3年ぶりの増加で1兆896億円だった。従業者数4人以上の事業所について調べた。

 出荷額全体に占めるウエートが22.2%と最も大きい食料品製造業のほか、電気機械器具製造業、はん用機械器具製造業などの出荷額が前の年に比べて伸びた。半面、最も減少が大きかったのは輸送用機械器具製造業で前の年に比べ3.4%減少した。このほか金属製品創造業なども減少が目立った。

 一方、事業所数と従業者数は、そろって6年連続減少と右肩下がりが続いている。事業所数は13年に比べ5.0%減の1617、従業者数は1.9%減の6万3411人だった。2012年を100とした指数で見ると事業所数が58.5、従業者数が86.8になった。

 業種別でみると事業所数は前の年に比べ6.5%(17カ所)減ったが245と食料品製造業が最も多い。ゴム製品製造業が同0.5%(1カ所)増の190、金属製品製造業が1.8%(3カ所)減の163と続いた。従業者数でも食料品製造業が最も多く1万6602人だったが、13年に比べて2.2%減った。輸送用機械器具製造業が8847人(0.2%増)、はん用機械器具製造業が7250人(3.2%減)と続いた。

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