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ワールド、医療用ウエアに「Kobe INK物語」の2色を採用 ナガサワ文具センターで先行販売

 ワールドは18日、老舗文具店のナガサワ文具センター神戸市中央区)が展開する万年筆向けインク「Kobe INK物語」のうち2色を採用した医療用ウエア「神戸スクラブ」(写真=ワールドの発表資料より)を、兵庫医療大学神戸市中央区)も交えた3者で共同開発したと発表した。ファッション性と機能性を両立させた医療用ウエアブランド「フィールドワールド」の新製品。ナガサワ文具センターの本店と通販サイトで10月から先行販売する。

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 スクラブは半袖で首元がV字型になった医療用の衣服。英語で「こする」(scrub)という意味でもあり、力強く洗濯しても傷みにくい丈夫な生地を使う。一方で、病院内でのチーム分けや、患者からの分かりやすさを高めるために色を使い分けて着用する場面も多い。ワールドと兵庫医療大が、こうした機能性を検討したうえで「神戸らしい色を使いたい」とファッション性の観点から、ナガサワに協力を求めたという。

 全57色あるKobe INK物語のうち、採用したのは赤系の「神戸ボルドー」と青系の「港島アイランドブルー」。華やかな中に深みもある神戸ワインと、よく晴れた日に青空と太陽光を映した神戸港の海面をイメージした2色だ。業務用の洗濯機でも色が落ちにくいよう染色加工した。

 フィールドワールドでは、ドクタージャケットとドクターコートを昨年発売。その際も採用した兵庫県地場産業である播州織を、今回の神戸スクラブにもデザインのポイントとして使った。男女ともSS、S、M、L、LLの5サイズを展開する。素材はポリエステル80%、コットン20%(播州織部分はコットン100%)。価格はトップス、パンツとも各7900円(税別)とした。

 先行販売後は、医療用ウエアの専門店や専門サイトなどで順次発売する予定だ。

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