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六甲山スノーパークが営業期間を延長へ 新型製氷機を導入、増雪量2.4倍に

 阪急阪神ホールディングス傘下の六甲山観光(神戸市灘区)は、同社が運営する六甲山スノーパーク(旧六甲山人工スキー場)の営業期間を延長する方針だ。今季からメーンゲレンデに新型製氷機を導入すると発表した。従来の2.4倍の人工雪を作れるようになるため、春休み中も営業できるようになる見通し。シーズン序盤に滑走できる面積も、これまでより広くなる。(写真はメーンゲレンデ=同社の発表資料より)

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 これまでの製氷機は1995年の導入で、1日に作れる雪の上限は100トンだった。これが新型機の導入で240トンに増える。このため今季は営業期間を2016年12月3日から17年4月2日までの120日程度を目指す。昨シーズンは15年12月5日から16年3月21日の108日だった。団体の訪日外国人観光客には、花見観光と雪遊び体験の両方を提案できるようになる。

 シーズン序盤には3つあるゲレンデのうち第1ゲレンデだけで営業してきたが、第2ゲレンデもオープンできる見通し。より広い面積を使えるようになることから、スキースクールなども充実させる。今季から未就学児の3〜6歳を対象にしたスクールを新たに開設。スクールのネット予約も可能にする。

 六甲山スノーパークは13年、開業50周年を機に六甲山人工スキー場から改称。雪遊び専用のスペースを広げるなどスキー初心者向けのサービスを拡充し、雪が降らない東南アジアなどからの来客数を増やしてきた。新型製氷機の導入は、こうしたリニューアルの集大成にあたる。来季は17年11月中のオープンを目指す計画もあるという。

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