アシックス、初のプラットホーム上店舗 京急品川駅で、訪日客も狙う
アシックスは、同社としては初のプラットホーム上の店舗「アシックスステーションストア品川」(写真)を京浜急行電鉄品川駅(東京都港区)に9日オープンした。東海道新幹線の乗換駅で、羽田空港と成田空港を結ぶ鉄道の主要駅に出店することで、乗降客に加えてスポーツに関心を持つ訪日外国人の需要も取り込む。
開催中のリオデジャネイロ五輪に加え、2020年の東京五輪を控えてスポーツへの関心が高まる中で、顧客との接点を増やす。これまで直営店などに立ち寄らなかった個人でも、気軽に購入できるようになる。9月まではオリンピック・パラリンピックのリオデジャネイロ大会をテーマに、公式ウエアのレプリカなどを中心に販売する。
店舗では外向きに大きなディスプレーを配置し、商品情報や国内外のスポーツに関する情報も発信する計画だ。外観や店頭に並べる商品も今後のスポーツイベントなどに合わせて変更していく。
商品は店舗で直接購入できるが、同社のEC(通販)サイトにも積極的に誘導。店舗で商品を確認したうえで、商品は自宅に配送されることから顧客にとっても利便性が高いとみているようだ。スマートフォン向けには同社専用アプリの普及も進める。