神戸市、ＫＤＤＩと中小企業の海外展開支援で連携協定 テレビ会議で情報収集

　神戸市とＫＤＤＩ、子会社のＫＤＤＩまとめてオフィス関西の３者は９日、中小企業の海外展開を支援する連携協定を結ぶと発表した。ＫＤＤＩの海外拠点と神戸市内をテレビ会議システムで結び、現地のビジネスマンから情報収集できるようにする。

　ＫＤＤＩの海外拠点を活用することで、通信インフラの敷設が不十分な新興国などでも、安定した環境で現地とやり取りができる。中小企業が神戸に居ながら、海外在住の専門家によるアドバイス受けられるようになる。ＫＤＤＩは海外展開支援セミナーを開催し、自社のノウハウも含めた最新の海外情報を提供することも協定に盛り込んだ。

　活用するＫＤＤＩの海外拠点はベトナム（ハノイ、ホーチミン）やタイ、シンガポール、インドネシア、マレーシアなど、まず９カ国10カ所とした。必要に応じて随時拡大する。