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シスメックスの4〜6月期、純利益18%増 国内販売が好調

 シスメックスが5日発表した2016年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比18%増の94億円だった。国内販売が好調だったうえ、税金費用の減少も寄与した。円高に伴う為替差損の発生を補った。

 売上高は3%増の591億円、営業利益は8%増の138億円だった。多項目自動血球計分析装置「XNシリーズ」の販売が国内で好調だった。米国では機器の設置台数増に伴う試薬の販売増で、円高の影響を吸収。一方、中国では現地通貨ベースの売上高は伸びたが、円高の影響で営業利益の円換算値が前年同期比55%減の7億9000万円だった。

 2017年3月期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。純利益は前期比3%増の405億円を見込む。配当計画も前期比2円増配の年54円(うち中間27円)とする従来予定を維持した。

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