神戸経済ニュース

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日銀神戸支店、景気の基調「緩やかに回復」を据え置き 8月の金融経済概況

 日銀神戸支店が2日に発表した管内の金融経済概況では、景気の基調判断を「輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、基調としては緩やかに回復している」と前回7月1日と同じ表現に据え置いた。金融環境も引き続き緩和的に推移しているようだ。

 個人消費について日銀神戸支店は「一部に弱めの動きがみられるものの、底堅く推移している」との見方を据え置いた。百貨店やスーパーの売上高は前年同月を下回って推移。主要ホテルの客室稼働率も高水準ながら前年同月を下回った。

 輸出については「横ばい圏内で推移」、設備投資は「増加している」との見方を据え置いた。公共投資は「下げ止まっている」とした。

 金融面の趨勢に大きな変化は見られなかった。神戸支店の管内金融機関による貸出残高が前年比1.3%増加した一方、貸出約定平均金利は前月比で0.020%低下の1.330%だった。預金残高は前年比2.7%増加した。

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