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ファミリアの歴史たどる展示、NHKドラマに合わせ開催 本店などで

 ファミリア(神戸市中央区)は創業時から現代までの歴史をたどる「ファミリアの軌跡展」を9月21日から神戸元町本店と、銀座本店(東京都中央区)などで開催する。同社の創業者である故・坂野惇子(ばんのあつこ)さんを主人公のモデルにしたNHKの連続ドラマ「べっぴんさん」が10月3日に放送開始するのに合わせて同社の歴史を振り返る。

 同社は1950年に坂野さんを中心に4人の女性で創業。三宮センター街に3畳ほどの店舗を設けた。1年足らずの間に百貨店への進出をはたし、その後は全国に店舗を展開。2014年に現在の銀座本店を開店し、15年には保育事業にも進出した。そうした拡大とともに「子どものため」を目指した物作りの変遷を写真と実際の商品で振り返る。

 会場によって展示内容は異なる見込みだが、創業当時の創業者4人や1号店などの写真といった貴重な資料に加え、手刺繍で作られた当時の製品などを展示する予定。さらに同社のシンボルとしても定着したデザイン「ファミリアチェック」のオーバーコート、ピアノのレッスンに通う際に持つのを想定して1957年に発売した「デニムバッグ」なども展示を計画しているという。

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 展示期間中には神戸元町本店などでデニムバッグをモチーフにした「神戸柄ストラップ」(写真=ファミリアの発表資料より)を限定発売する。色はレッドとネイビーの2種類。税別で2500円の予定だ。このほかにも「ファミリアの軌跡展」の関連商品を企画中としている。

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