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神鋼環境の4〜6月期、最終赤字2億2800万円 廃棄物処理で案件構成変化

 神鋼環境ソリューションが28日に発表した2016年4〜6月期の連結決算は、最終損益が2億2800万円の赤字(前年同期は2億1400万円の黒字)だった。「水処理関連」「化学・食品機械関連」は好調だったが、「廃棄物処理関連」は収益を計上した案件の構成が前年同期と変化した影響で3億円の赤字を計上した。営業損益は3億3700万円の赤字(前年同期は3億2700万円の黒字)だった。

 売上高は7%増の155億円だった。化学・食品機械関連で大型の引き渡しがあったことなどが寄与した。廃棄物処理関連で、公設民営方式の新規受注を獲得したことなどが寄与し、4〜6月期に得た受注高は前年同期に比べ21%多い378億円、6月末時点の受注残高は1年前に比べ2%多い669億円になった。

 16年4〜6月期は最終赤字になったが、同社は官公庁向けの取引が多いことなどもあり収益が期末に集中しがち。このため足元の収益は「おおむね計画通り推移」(決算短信)という。2017年3月期の連結業績予想は据え置きとした。純利益は前期比21%減の17億円を見込む。

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