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神戸電鉄、イベント列車が加速 「ディスコ」など、沿線外からも呼び込み

 この夏、神戸電鉄のイベント列車が相次ぐ予定だ。30日には昨冬に続いて、車内をミラーボールの照明や往年の洋楽ナンバーで満たす「ディスコトレイン」を運行。8月に入ると「ミステリートレイン」「納涼恐怖体験列車」と親子で参加できる企画列車の運転も予定する。集客も上々のもよう。沿線外からの集客も期待できそうだ。

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 30日に運行するディスコトレインはディスクジョッキーのターザン山下さんが乗車。ターザンさんが担当するKiss-FM KOBEの番組で告知したこともあり、申し込み締め切りの26日を前に、すでにキャンセル待ちの状態だ。初開催の前回に続いて2回連続で参加する乗客もあるといい、遠方からの参加もあるなど人気だ。(写真上はディスコトレインに使う神戸電鉄の「ハッピートレイン」=神戸電鉄のホームページより)

 さらに8月21日には当日まで行き先を明かさない「ミステリートレイン」を開催。毎年8月下旬に開催している。昨年は道場南口駅(神戸市北区)の引き込み線を目指し、普段は見られない保守車両の見学会などを開いたもよう。往復はがきで申し込む。

 8月27・28日の両日に運行する「納涼恐怖体験列車」は2014年に続き2度目の開催のようだ。突然車内の明かりが消え「何か」が起きる。ウェブで申し込み、定員は先着120人。夕食の弁当付きで参加費は1人2000円だが、浴衣を着て参加すると200円の割引になる。

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 イベント列車を多数設定できる背景には、沿線の人口減などによる減便でダイヤに余裕があるという事情もあるようだ。一方、神戸市の近隣では神戸電鉄にも粟生駅兵庫県小野市)で接続する北条鉄道が、夏の「かぶと虫列車」や冬の「おでん列車」(写真下=北条鉄道のホームページより)などで人気を集めている。遠方から乗客を集めることで、沿線の活性化にもつながりそうだ。

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