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井戸兵庫知事、参院選「選管はミスのない選挙管理運営を」

  兵庫県が13日に公開した動画によると、井戸敏三兵庫県知事は12日の定例記者会見で10日に投開票された参院選について「選管の不手際が今回も生じていた」と指摘した。「私が直接、物を言える立場ではない」と断りながらも「いつ次に衆院選があるか分からない。県の選挙管理委員会が市町の選挙管理委員会と相談しながら、どうミスがない選挙管理運営をするかについて、職員研修やマニュアル整備について配慮してもらいたい」と呼びかけた。

 井戸氏は自らも「事務局長をやったことがある」という。その際の経験もあって「やはり選挙の管理執行で、過ちが生じないことが一番の課題であり責任」と強調。特に名前を挙げなかったとはいえ「某市はいつも(ミスを)続けているようだが、きちんと対応を考えていただきたい」と、ミスが続いた西宮市の選管にクギを刺した。一方で各選管に「選挙事務をやり遂げていただいたことには感謝したい」とも述べた。

 兵庫選挙区で当選した3人への期待を問われると、末松信介氏(自民)については「県議を6期務めて参院に転出されたベテラン。兵庫の課題を国政の中で解決するリーダーシップを引き続き期待したい」と述べた。

 弁護士出身の伊藤孝江氏(公明)は「女性の視点での制度や政策に加え、社会的な弱者の弁護経験から格差対策などにも活躍をしてほしい」という。

 片山大介氏(おおさか維新)については「未知数だが、あの虎さん(父親片山虎之助氏)に鍛えられていると思えばしっかりしているのだろう。特に今回の選挙では(片山氏が多くの票を得た)阪神間の課題を体験したと思われ、それを生かしてほしい」と話していた。

 

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