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大橋神商会頭、社会保障や財政「政治が正面から向き合うこと求めたい」 参院選でコメント

 神戸商工会議所の大橋忠晴会頭(川崎重工業相談役)は10日に投開票した参院選で与党が増勢したことについて「日本が直面する種々の重要政策課題を前に、国民の多くが安定した政治の継続を望んだ結果」との見方を示した。神戸商工会議所が文書でコメントを発表した。

 大橋氏は、足元では英国の欧州連合(EU)離脱を巡って円高が進行するなど「日本経済の下振れリスクが強まっている」と指摘。政府には「効果的な経済対策を早期に実行し、実体経済への影響を最小限に抑える必要がある」と迅速な対応を求めた。

 そのうえで「社会保障改革や財政健全化など、もやは先送りできない喫緊の課題に、政治が正面から向き合うことを改めて求めたい」として、国内外の経済には中長期的に影響する問題についての政府の姿勢には不満も漏らした。

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