神戸経済ニュース

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MORESCOの3〜5月期、純利益16%減 新規顧客の獲得で販管費増加

 MORESCOが11日発表した2016年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%減の3億6300万円だった。増収ながら新規顧客の獲得に向けて販売費および一般管理費が膨らんだことで、利益を圧迫した。円高による輸出採算の悪化も逆風になった。営業利益は15%減の4億7600万円だった。

 売上高は2%増の65億円だった。国内では特殊潤滑油やホットメルト接着剤で新規顧客を獲得。米国でも堅調な自動車生産を背景に潤滑油の需要などが増えた。ただ、販売価格が下落と円高が逆風になり、伸びは小幅にとどまったとしている。

 2017年2月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は5%増の16億円になる見込み。年40円(うち中間20円)とする配当計画も維持した。

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