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GLP、西区の神戸複合産業団地に物流施設 17年末に完成

 物流施設を開発・運営するグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP、東京都港区)は8日、神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸複合産業団地)に同社としては2棟目の物流施設(完成予想図=GLPの発表資料より)を建設すると発表した。延べ床面積約7万1000平方メートルで、複数のテナントが利用する。総投資額は105億円。10月に着工し、17年末完成を予定する。

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 敷地面積は約3万3500平方メートル。土地は3月30日付で神戸市から購入した。建物は耐震鉄骨の4階建てを予定する。将来の物流システム自動化に備え、自動ラック設置による荷重の増加や、コンベヤなどの搬送設備をつり下げる荷重にも柔軟にも対応できる。入居企業の要望でエレベーター、垂直搬送機などを設置。食品コンテナ、パレットなどの洗浄に対応できるよう排水設備も用意する。

 GLPとしては15年1月に完成したトライネット・ロジスティクス(東京都中央区)向け物流施設に続き、同団地内で2棟目の施設になる。団地内に山陽自動車道の神戸西出入り口があり、幅広い地域に向けて速やかに商品などを発送できる利点を評価したという。さらに住宅地に近いため物流施設には必要な人手を確保しやすいことも、立地を選ぶ上では重視したとみられる。

 今回の物流施設の建設は、GLPがカナダ公的年金投資運用(CPPIB)と2011年8月に折半出資して合弁会社が開発主体だ。GLPはシンガポールに拠点を置き、日本、中国、米国、ブラジルで倉庫などの物流施設を開発・運営している。

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