ノーリツ、ガス給湯器16台などを寄付 益城町の避難所に

　ノーリツは熊本地震に伴って設営した熊本県益城町の避難所にガス給湯器16台と、脱衣所付きシャワールーム４基を寄付したと発表した。自衛隊の撤収に伴う風呂サービスの終了で、避難所では代替の入浴設備の確保が急務になっていた。そうした状況でノーリツは兵庫県を通じて同町に打診、避難所２カ所への支援が実現した。

 　「益城町保健福祉センター（はぴねす）」にはプライバシーを確保した脱衣所を併設したシャワールーム４基を設置。それぞれガス給湯器を取り付けた。シャワールームはシステムバスの素材を活用。６月２〜３日の２日間に現地で施工し、３日に引き渡しを完了した。内側の壁面には「がんばろう熊本！」と印字した。

　このほか「益城町総合体育館」にはガス給湯器12基を提供した。

　同社は2011年に発生した東日本大震災の避難所にもシャワールーム12基を提供した経緯がある。あわせて同社や従業員、労組などによる義援金168万4500円を熊本県に寄付した。