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アシックスジャパン、ヤマト卓球と代理店契約 共同で選手の支援も

 アシックス傘下で国内事業を手がけるアシックスジャパン(東京都江東区)は31日、卓球用品大手のヤマト卓球(大阪市浪速区)と国内総販売代理店契約を結んだと発表した。アシックスが製造した卓球用のシューズやウエアを、2017年1月からヤマト卓球の販売網を通じて売り出す。20年にはヤマト卓球を通じた売上高8億円超を目指す。

  アシックスは1959年に卓球向けのシューズを発売して以来、高い付加価値の製品販売を中心に卓球向けシューズやウエアの開発・販売を続けてきた。専門店との結びつきも強く、卓球台やラケットなどで国内シェアの高いヤマト卓球と組むことで、販路の拡大を目指す。アシックスにとっては収益が悪化した国内事業を立て直す一環になる。

 共同での広告宣伝なども展開する計画だ。両社が契約する卓球選手への聞き取りや、共同での市場調査を元に、主としてアシックスジャパンが商品を開発し、ヤマト卓球が販売する。契約選手に対する支援活動も両社が共同で手がけるなど、卓球の普及活動にも積極的に取り組むとしている。

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