神戸経済ニュース

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4月の神戸港輸出入総額、前年比12%減 円高で輸入額が大幅減

 神戸税関が23日に発表した4月の貿易統計速報によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年同月比12.0%減の6828億円と、7カ月連続で前年同月を下回った。外国為替市場で円相場が上昇したため、輸入額が大幅に減少した。世界景気の減速もあって、輸出が減少したのも影響した。

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  月間の平均為替レートは1ドル=111円23銭と、前年同月の119円89銭に比べ8円66銭(7.8%=IMF方式)の円高・ドル安だった。

 輸出額は前年同月比16.1%減の2362億円だった。ロシアからのたばこや中国からの衣類、米国からの有機化合物などが減少した。一方、輸出額は9.6%減の4466億円。中東向けの重電機器、中国向けの金属加工機械、台湾向けの科学光学機器などが減った。

 この結果、神戸港での輸出超過額は2103億円と、3月に比べ9.0%減少した。神戸港の輸出入総額が全国に占める割合(国内シェア)は6.2%と、前月に比べて0.1%上昇した。

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