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フジッコ、前期純利益30%増 デザート、ヨーグルトなど好調

 フジッコが16日に発表した2016年3月期の連結決算は、純利益が前の期比30%増の39億円だった。豆製品、デザート製品が好調で、ヨーグルト製品も前年を大きく上回った。昆布製品の伸び悩みを補った。

  売上高は3%増の587億円、営業利益は17%増の49億円だった。ヨーグルト製品は「カスピ海ヨーグルトプレーン400g」「カスピ海ヨーグルト脂肪ゼロ400g」の生産を一時休止したが、通信販売を通じて「善玉菌のチカラ」が好調をけん引した。

 17年3月期の連結業績予想は、純利益が6%減の37億円になる見通し。惣菜は「朝のたべるスープ」など洋風惣菜を強化する計画。「カスピ海ヨーグルト」の販促も強化する。売上高は4%増の613億円、営業利益は3%増の51億円を見込む。年間配当金は前期据え置きの34円を予定する。

 同時にフジッコは、役員の退職慰労金を廃止すると発表した。廃止する期日は5月31日とし、株主総会で可決されれば同日までの分を役員それぞれの退任時に支払う。年功的要素や報酬の後払い的要素が強い退職慰労金をやめ、役員の報酬体系を明確化する。

 

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