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神戸製鋼、米国でバンパー材など製造 現法設立、500億円投入へ

 神戸製鋼所は米国でアルミ製の自動車部品を加工、販売する現地法人を4月21日付で設立したと発表した。自動車のバンパー材や骨格材などを製造する工場を米ケンタッキー州ボーリンググリーン市で今夏にも着工する。総投資額は4億6700万ドル(約509億円)。17年後半の加工工程、18年後半に溶解・押出工程が稼働する予定だ。

  米国では2025年に燃費規制の強化を控え、特に大型車中心に車体を軽量化する動きが広がっている。このためバンパー材や骨格材などで、軽くても強度が維持できるアルミ製の需要が大幅に増加する見通しという。神戸製鋼は1990年代から国内の自動車向けにアルミ製の自動車部品を供給する実績もあり、強みを持つアルミ製の部品を自動車メーカー向けに積極的に売り込む。

 場所は自動車用のサスペンションなど鍛造品を製造・販売する米現地法人の隣接地。神戸製鋼は鍛造品でも、米ケンタッキー州の工場で約68億円と投入して増産投資すると表明していた。

 

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