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「歩いて楽しい道路」に改良へ 三宮・葺合南54号線の歩道拡幅

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 神戸市は9日、同市中央区の市道「葺合南54号線」のうち磯上通7~八幡通4の約130メートルの歩道を大幅に広げる工事(完成予想図=神戸市の発表資料より)に着手したと発表した。車道は、現在2車線の南行き一方通行を1車線に減らす。広げた歩道にはベンチや花壇を整備。神戸市が進める三宮再開発の先駆けとしても位置づけ、歩いて楽しい道路を目指す。10月ごろの完成を予定する。

 現在は道幅18メートルのうち左右に4メートルずつ(合計8メートル)が歩道に使われている。計画によると歩道を左右3メートルずつ拡幅し、道幅全体のうち14メートルを歩道にする。路肩は車道の左右0.5メートルと従来に比べ狭くなるが、車道を蛇行させることで自動車のスピードを抑える。

 葺合南54号線は、そごう神戸店(中央区小野柄通8)西側から南下して国道2号線までの全長750メートル。みなとのもり公園やポートターミナルなど港の施設に徒歩でう際の経路になりうる道路だ。このうち買い物客などでにぎわう、神戸国際会館(御幸通8)南側から130メートルの歩道を広げ、歩行者優先の道路にする。

 同地域では、2000年に発足した三ノ宮南まちづくり協議会が地域の魅力向上について「歩いて楽しいまちづくり」を掲げて協議してきた。12年からは神戸市とも協議し、市が13年夏に今回の工事区間を含めた葺合南54号線全体の改良計画を提示した経緯があった。

 

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