アシックス、中東で販売強化 ＵＡＥ・ドバイに現地法人

　アシックスは中東地域での販売を強化する。同社は２日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイに現地法人「ASICS Middle East（アシックス・ミドル・イースト）」を設立すると発表した。現法は５月末の設立を予定。年内に社員数を５人とし、スポーツシューズやウエアなどを販売する。

 　これまで中東地域はアシックスヨーロッパ（オランダ）を通じて現地の代理店との取引を拡大してきた。ドバイに現地法人を設立することで、従来の取引先との関係がより円滑になるうえ、取引先も広げられるようになる。加えて現地での市場調査などに迅速に取り組めるため、ブランド力の強化にも寄与すると判断した。

　同社が強みを持つランニング向けに加え、トレーニングやテニス、インドアスポーツ向けののシューズやウエアを販売する。海外で人気が高まっているオニツカタイガー、アシックスタイガーのシューズも取り扱う計画だ。