久元神戸市長、ベルギーで神戸医療産業都市への進出呼びかけ 対日投資セミナー出席

　神戸市は26日、久元喜造神戸市長が５月４日にベルギー・ブリュッセルで開く対日投資セミナーに出席すると発表した。セミナーを主催する経産省と日本貿易振興機構（ジェトロ）の求めに応じて渡欧し、現地企業に神戸医療産業都市への進出を呼びかける。久元氏は５月２〜13日に海外出張の予定。ブリュッセルの次にルワンダの首都キガリにも回って帰国する。

 　ベルギーと日本の間で国交を結んでから2016年で150周年になる。これを機に両国の経済的なつながりを一層深めるのを目的として、ジェトロなどが対日投資セミナーを企画した。セミナーではチョコレートのゴディバ、製薬会社ＵＣＢ、非鉄金属ユミコアのトップが日本進出の経験を語る一方、久元氏のほか市原健一つくば市長、中鉢良治・産業技術総合研究所理事長が日本でのビジネス環境などを説明する。

　ルワンダ・キガリでは５月11〜13日に開かれる「世界経済フォーラム・アフリカ会議」の関連イベントを神戸市が開催。ＩＴ（情報技術）産業が台頭してきたルワンダ政府の閣僚らが神戸市主催のイベントに参加するという。神戸市は昨年９月、兵庫県や海外協力機構（ＪＩＣＡ）などと共同で、ルワンダ・ビジネスセミナーを神戸市内でも開催した。