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井本商運、熊本・八代〜博多に臨時コンテナ航路 国交省が海路開設を呼びかけ

 井本商運は22日、八代港(熊本県八代市)と博多港(福岡市)の間に23日から臨時航路を開設すると発表した。生活物資などを安定供給する代替輸送ルートの確保を目的に、国交省による航路開設の呼びかけに応じた。熊本地震をきっかけとした通行止めや復興需要で、九州北部では幹線道路の混雑が目立つためだ。

  九州自動車道などでは現在も複数の場所で通行止め。このほか国交省によると、八代市から福岡市まで自動車で通常2時間のところ5時間半かかるケースが相次ぐなど道路の混雑が日常化しているという。通常はコンテナ航路のない八代港〜博多港の間を海路で結び、生活物資の安定輸送や被災地域の企業が輸送するルートの確保を狙う。

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 輸送には20フィートコンテナ換算で72個が積載できる新南丸(写真=井本商運の発表資料より)を投入する。4月中は月曜日に八代港を、火曜日に博多港をそれぞれ出発する週1往復で、所要時間は16時間。5月以降は需要に応じて増便する。博多港では神戸・大阪港や東京・横浜港向け井本商運の定期便に接続輸送もできる。

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