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アジュバンコスメの前期、純利益5.7倍の2億6600万円 有価証券評価損が減少など

 アジュバンコスメジャパンが22日に発表した2016年3月期(3月20日締め)の連結決算は、純利益が前の期に比べ5.7倍の2億6600万円だった。有価証券評価損の計上額が減ったほか、税金費用も減少した。期末配当は据え置きの24円とした。

  売上高は2%減の44億円、営業利益は12%減の6億4700万円だった。ヘアサロンでのカウンセリングなどを経ず、サロン用のヘアケア剤などをインターネットなどで廉価販売する非正規流通の取引先との契約を解除したのが減収減益の主因という。

 17年3月期の連結業績予想は、純利益が69%増の4億5000万円になる見通し。投資有価証券の評価損計上が、前期で一巡したとみられる。売上高は17%増の51億円、営業利益は19%増の7億6800万円になる見込み。

 同時に、コンピューターソフトウエアの開発などを手がけるエクシードシステム(岡山市北区)を買収すると発表した。全株を取得する方向で株主と協議を始めたという。取得価格は未定。現在アジュバンはエクシードの発行済み株式9.4%を保有している。アジュバンはエクシードに、ヘアサロン向け顧客管理ツールの開発・運営を委託している。

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