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神明HD、「牛角」のアスラポートに10%出資 元気寿司とも連携

 コメ卸最大手の神明ホールディング(神戸市中央区)は12日、焼肉チェーン「牛角」などを運営するジャスダック上場のアスラポート・ダイニングと資本業務提携を結んだと発表した。神明HDが約12億6400万円を拠出してアスラポートの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の10%を握る。神明はコメなどをアスラポートに安定的に供給する一方で、アスラポートは神明HD子会社である元気寿司とも連携する。

  アスラポートは神明HDに対し1株432円で292万6000株を割り当てる。調達した資金はアスラポートの直営店「タコベル」などの新規出店費用に加え、元気寿司とのノウハウの共有化や元気寿司と共同での海外展開などに充てる計画だ。神明HDは株式を取得する28日付でアスラポートの第2位株主に浮上する。

 アスラポートは同時に、アサヒグループホールディングス傘下のアサヒビールに対しても第三者割当方式で新株式を発行。同じ1株432円で143万3000株を発行し、約6億1900万円を調達する。アサヒビールはアスラポート株の4.89%を保有する第3位株主になる。

 神明HDとアサヒビールへの第三者割当でアスラポートの発行済み株式数は約17.5%増加する計算だ。

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