石光商事、ISO9001を返上へ 「食の安全」重視で22000番台の取得目指す

　業務用コーヒーなどを製造する石光商事は６日、同社工場部門が取得している国際標準化機構の認証「ISO9001」を４月21日で返上すると発表した。これまで品質管理の工程を認証する9000番台を主眼に工場などを運営してきたが、今後は食の安全に関するウエートが高い22000番台の取得を目指すという。

 　現在は同社のコーヒー部門や食品部門、グループ会社で焙煎工場の関西アライドコーヒーロースターズ（ＫＡＣＲ、神戸市東灘区）などがISO9001を取得している。今後はより高いレベルで食の安全を担保することを目的に、22000番台の取得に移行する計画だ。22000番台は石光商事が9000番台を取得した後である2005年に制定された。

　ＫＡＣＲの大阪工場（大阪市西淀川区）は、ISOより厳密に安全管理が必要なFSSC22000を既に取得。現在は神戸本社工場が2018年度の取得を目指し、昨年から準備を始めた。