15年10〜12月期の兵庫県GDP0.7%減 2期ぶりマイナス
兵庫県が31日に発表した2015年10〜12月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質で7〜9月期に比べ0.2%減少した。年率換算では0.7%減だった。この期は全国のGDP(改定値)が前期比で0.3%減だった。4〜6月期の0.3%増から2四半期ぶりにマイナス成長に転じた浮上したのに連動する動きになった。
個人消費に相当する民間最終消費支出が2四半期連続で減少した。民間企業の設備投資が2四半期ぶりにプラスに転じたほか、公共事業の寄与も増えたが、補えなかった。影響は小さいが、民間住宅投資は14年4〜6月期から7四半期連続で減少と、消費税率の引き上げから一本調子の減少が続いた。
物価変動を考慮しない名目GDPは5兆2366億円と前期に比べて4.8%増。前年同期に比べると2.6%の増加だった。