ネスレ、「ラテアートマシン」全国展開 ネスカフェ販売の外食店に無償提供

　ネスレ日本は４月１日から、ダイヤルを回すだけで鮮明にラテアートが描ける「ネスカフェ　ラテアートマシン」を全国展開すると発表した。同社の業務用コーヒー抽出機「ネスカフェ　ミラノ」を使用している外食店などが希望すれば、無償で提供する。ネスカフェ・ミラノで抽出したカフェラテに、短時間で簡単にラテアートが描けるようになる（写真＝ネスレ日本の発表資料より）。

 　ラテアートは黒いエスプレッソ・コーヒーに、スチームで温めた白いミルクを注ぐ際の色のコントラストを利用して描くデザイン。手作業で美しく描こうとすると高度な技術や時間が必要だ。だが、ネスレのラテアートマシンを利用すれば、ダイヤルを回転する２秒ほどで鮮明なラテアートが完成するという。

　ネスレは、ラテアートに関心を持ちながら手間や時間の関係でラテアートの提供を見送る喫茶店など外食店の需要に着目。楽しいラテアートを提供できるメリットを強調し、外食店向けにネスカフェの導入を促す狙いがあるようだ。

　ラテアートのデザインはネスレからも提供する。第１弾として、多摩美術大学（東京都世田谷区）と共同で実施したラテアートのデザインコンテストでの優秀作９件を採用。ラテアートマシンとともに配布する予定だ。