神戸経済ニュース

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26日開業のJR摩耶駅で間伐材活用 神戸市の森林整備と連携

 26日のダイヤ改正に伴って開業するJR西日本の摩耶駅(神戸市灘区)では、エネルギーをムダなく活用する取り組みを多く盛り込んだ。環境に配慮する駅を建設する一環として、神戸市の「六甲山森林整備戦略」とも連携。市有林の整備の際に発生したスギ、ヒノキの間伐材も活用している。JR西日本は「摩耶駅エコプロジェクト」として展開しており、1日に使用する電力を同規模の駅の半分以下に抑制する。

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  間伐材を使用したのは改札横のディスプレイ枠とベンチ(写真=神戸市の発表資料より)で、それぞれ1箇所ずつ。ディスプレイでは、環境対策を中心としたJR西日本の「エコ」に対する取り組みや、駅舎の屋根に設置した太陽光発電パネルでの発電状況などを表示する予定だ。

 太陽光パネルのほか、摩耶駅では外部から取得する電力を減らす仕組みを多く採用。日中に外の明かりを取り入れて照明電力を節約する「高窓」のほか、利用客が多い際の下りエスカレーターで位置エネルギーを電力として回収できる「回生エスカレーター」、乗客が多い下降時などに巻上げ機の回転を電力に変換する「回生エレベーター」などを設置した。

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