神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

日本イーライリリーの前期、売上高13%増の2359億円 社長「20年に国内トップ10目標」

 日本イーライリリーは24日、2015年12月期の売上高が前の期に比13%増の2359億円だったと発表した。既存の製品が好調だった。主力の抗精神病薬双極性障害治療薬「ジプレキサ」が同2%増の612億円だったほか、骨粗しょう症治療剤「フォルテオ」が12%増の536億円と大幅に伸びた。

  前期中には4つの新薬を発売し、2つの製品で適応症・剤型の追加承認を取得した。昨年は9月に大学などの研究機関と共同で創薬の機会を探る「イノベーション・デイ」を国内で初めて開催。同社にとっては米国に次ぐ第2の規模である日本で新薬開発を進める姿勢を鮮明にした。

 パトリック・ジョンソン社長のコメントも同時に発表。ジョンソン氏は「日本イーライリリーは、2020年に製薬業界で売上で国内トップ10入りすることを目標」と強調した。同社は米製薬大手イーライリリーの日本法人として1975年に設立。昨年11月で設立から40年が経過した。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved