神戸経済ニュース

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神栄の今期、3期ぶり最終赤字に下方修正 米国で弁護士費用膨らむ

 神栄は18日、2016年3月期の連結最終損益が3億4000万円の赤字(前期は3億2300万円の黒字)になりそうだと発表した。従来予想である2億5000万円の黒字から一転の赤字予想に下方修正した。同社の赤字は13年3月期以来3期ぶり。グループ会社のフイルムコンデンサ取引で米国の競争法当局による調査や集団蘇州を受けたことで、弁護士費用が膨らんだのも重荷になったという。

  売上高は3%減の425億円、営業利益は29%減の3億8000円をそれぞれ見込む。従来予想の450億円、6億2000万円の増収増益見通しから減収減益予想に下方修正した。新エネルギー向けコンデンサーの需要が想定を上回って大きく停滞したことなどが響いた。

 期末配当金は前期比1円50銭減の1円50銭とする。業績予想に伴って、従来予定の3円から引き下げた。

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