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MORESCOの今期純利益5%減に下方修正 製品価格が下落

 MORESCOは23日、2016年2月期の連結純利益が前期比5%減の15億円になりそうだと発表した。2%減の16億円としていた従来予想から減益幅が拡大する見通しだ。原油価格が低迷しているのを受けて、製品価格の値下げを迫られたことが主因という。最近の外国為替市場で円相場が上昇したため、為替差損が発生したのも利益を圧迫した。売上高は1%減の268億円を見込む。従来予想である1%増の270億円から下方修正した。

 同時に中期経営計画で目標に掲げた2018年2月期の純利益23億円を、18億円に引き下げた。中国や東南アジアなどの景気減速で自動車やオートバイ、電子部品などの生産が伸び悩み、MORESCOの主力製品である潤滑油やホットメルト接着剤などの需要も想定を下回る見通しになったという。

 24日の株式市場でMORESCO株の終値は前日比66円安(4.54%下落)の1389円と大幅に下落した。東証第1部の値下がり率ランキングでは24位だった。

 

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