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神戸港のコンテナ取扱個数が震災後最高 2015年、11年上回り歴代2位

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 神戸市は9日、2015年のコンテナ取扱個数が20フィートコンテナ換算で前年比3.4%増の270万5000個と、1994年(292万個)に次いで歴代で2番目に多い水準になったと発表した。2011年の262万6000個を上回り、1995年に発生した阪神淡路大震災以降では最高。西日本の主要港から集荷して、神戸港で海外行きの基幹航路を運航するコンテナ船に積み替える戦略が奏功したとみられる。国内航路のコンテナは前年比4.7%増の59万2000個と過去最高を記録した。

 神戸港向けの航路を開設した企業に補助金を出す制度の導入などもあり、韓国の釜山港などを経由して日本から欧米に向かっていた貨物が、神戸港から欧米に向かうケースが増えたようだ。こうした動きに国内の海運会社も対応し、内航海運大手の井本商運(神戸市中央区)は昨年4月には初の日本海定期航路に進出。新造船も相次いで投入した。

 

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