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トリドールの4〜12月期、純利益2.5倍 海外出店を積極化

 トリドールが1日発表した2015年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比2.5倍の41億円だった。海外を中心として積極的に出店する一方で、国内外の不採算店を閉店。業務コストの削減なども奏功し、採算性が向上した。昨年3月に実施した値上げも期初から寄与した。

 売上収益は9%増の718億円で、営業利益は81%増の69億円。15年12月末時点での店舗数は1067店舗だった。閉店した店舗と差し引きで3月末に比べて126店舗増えたが、このうち114店舗は海外事業での増加分だった。海外事業の営業利益は前年同期比46%増の40億円だった。

 2016年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比86%増の36億円の見通しなどとする従来予想を据え置いた。3月期末に17円配の予定とした配当計画も維持した。

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