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神戸港、輸出入総額31カ月連続で増加 対前年比・9月

 神戸税関が21日に発表した9月の貿易統計速報では、神戸港を通じた輸出額と輸入額の総額が7185億円と、前年同月比で0.6%増加。31カ月連続で前年同月を上回った。昨年9月と比べて輸出が0.8%増、輸入が0.1%増といずれも増えた。輸入額と輸出額の総額が全国に占める割合(国内シェア)は5.5%と、前月に比べて0.1%低下した。

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 輸出額の総額は4515億円。品目別では米国向けの「農業用機械」や、中国向けの「非鉄金属」が増えた。非鉄金属の輸出は97億円で9月としては過去最高になった。半面、米国向けや中東向けの「建設用・鉱山用機械」や、中国向けの「科学光学機器」の減少が目立った。

 一方、輸入額の総額は2670億円だった。品目別ではマレーシアからの輸入が増えた「家庭用電気機器」の輸入額が42億円と前年同月比で倍増し、品目別の月間輸入額としては過去最高になった。「無機化合物」と「果実」も9月としては過去最高になった。半面、中国からの「がん具および遊戯用具」や「非鉄金属」が減少した。

 神戸港では差し引きで輸入超過が続いた。輸出超過額は1844億円で、前年同月に比べ1.9%増加した。月間の平均為替レートは1ドル=120円92銭と、前年同月の104円94銭から15円98銭(13.2%=IMF方式)の円安・ドル高だった。

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