神戸経済ニュース

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昨年末の神戸ルミナリエは1800万円の赤字 繰越し金ほぼ枯渇

 神戸市が15日に発表した第20回神戸ルミナリエ事業(2014年9月〜15年8月)の決算は1800万円の赤字だった。前の回は1100万円の赤字だった。消費税率の引き上げや観光バス駐車場の駐車台数減などの影響で支出額が増えた。企業協賛金の増加などによる収入増で補えなかった。第21回への繰り越し額は800万円と最近の赤字額を下回り、繰越し金はほぼ枯渇した状況だ。

 収入は前年度繰越し金(2600万円)を合わせて5億1800万円だった。このうち企業協賛金が2億1600万円と前の回に比べ900万円増加。協賛社数は184社と9社増えた。兵庫県・神戸市からの補助金は1億3900万円で横ばいとした。

 一方、支出では駐車場などを含むとみられる運営費が8300万円と2900万円増えた。警備費は400万円増の1億4600万円増。作品制作費は1億3000万円と前の回に比べ900万円減らした。

 第21回神戸ルミナリエは12月4〜13日に開催するが資金難とあって、神戸市や神戸商工会議所などで組織する神戸ルミナリエ組織委員会では募金を呼びかけている。このほかキーホルダーやボールペンなどルミナリエをデザインしたグッズ販売による収入も増やしたい考えという。

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