神戸市など、ベトナム工業団地の進出優遇で住友商事と提携 費用の一部免除など
兵庫県の外郭団体であるひょうご産業活性化センターと神戸市は8日、ベトナム北部の第2タンロン工業団地に神戸市を含む兵庫県内の企業が進出する際、優遇措置を受けられるよう同工業団地の開発に加わった住友商事と提携すると発表した。20日付で提携を結ぶ予定としている。
同工業団地の一部を「神戸ひょうごインダストリアルパーク」とし神戸市や兵庫県内の企業を優先的に進出させる。優遇措置として、区画あたり年間3000〜6000米ドルの管理費を1年間免除。ベトナムで現地法人の設立手続きにかかる費用も免除される。
人件費も安く、親日的で治安も良いベトナムに場所を確保することで、アジア進出を検討している中小企業などを支援するのが狙い。同工業団地は首都ハノイから自動車で40分程度、神戸市が連携協力する国際港のハイフォン港までは1時間程度という。(地図は案内チラシより)