神戸商工会議所の大橋忠晴会頭(川崎重工業相談役)は6日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する12カ国が合意に達したことについて「今回の大筋合意を心から歓迎したい」とのコメントを発表した。大橋氏は「アジア太平洋地域の新たな通商ルールの構築は、焦眉の課題であった」と指摘した。
TPPによって関税撤廃などに向けた取り組みが深まることから「自由市場の誕生」と意義付けた。そのうえでTPPが「中小企業の海外展開をはじめ、日本の国際競争力強化と成長実現に向けて、大きく貢献することを期待している」との展望を述べた。