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流通科学大が流通資料館をリニューアル 中内功氏の没後10年で

 流通科学大学は19日に、同大学の設立者でダイエー創業者である中内功氏の没後10年を記念して、神戸市西区のキャンパス内にある流通資料館をリニューアルした。同大の発表によると、当日は午前8時45分から記念式典を開催。新日本スーパーマーケット協会の横山清会長(アークス社長)が挨拶した。テープカットにはUCCホールディングスの上島達司会長、フジッコの福井正一社長、功氏の長男で同大を運営する中内学園の中内潤理事長らが並んだ。

 リニューアルした流通資料館では、大阪・千林に設立したダイエー1号店の復元模型やダイエー各店舗の関連資料、チラシ、店舗開店時の色紙や生前の中内功氏の映像などを展示している。直筆の色紙などを展示する「中内功が残した言葉」の展示コーナーも新設した。平日の午前6時〜午後6時に開館し、見学には事前の予約が必要だ。

 中内功氏は1957年に大阪市でスーパーマーケットのダイエーを創業。ショッピングセンターやGMSと呼ばれる大規模スーパーを日本で初めて創業した。2005年9月19日に83歳で死去した。流通科学大学には同資料館のほかに、功氏の父秀雄氏が兵庫区で営んだサカエ薬局を移築・展示する中内功記念館もあり、2010年にリニューアルした。

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