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新長田駅南地区ポップカルチャーでにぎわいを 「マスタープラン」に盛る

 神戸市や地元商店街などが中心になって新長田駅南地区の再開発を協議する「くにづかリボーンプロジェクト」は阪神・淡路大震災から20年が経過したのを機に、商業施設のアスタくにづかを中心とした街づくりの方針をまとめた「マスタープラン」を策定した。27日に神戸市が発表した。プランには、地元の台所として食品販売店やレストランを設けると同時に、「クールジャパン・ポップカルチャー」で地域外からも集客して街のにぎわいを取り込む計画も盛り込んだ。

 同地域は震災では地域の中心にあった大正筋商店街などで火災の被害が特に大きかった。復興の過程では地場産業のゴム工業が不振で、人口減少や高齢化が加速。神戸市が最も復興予算を投入した場所とされるが、人通りが閑散とし、空き店舗などが目立っていた。2013年には神戸市と地元が共同で「くにづかリボーンプロジェクト」を立ち上げ、神戸市はできるだけ地元が主導する形で街づくりを目指す方針に転換していた。

 アスタくにづかでは29日、ポップカルチャーを主軸に据えたテナント「神戸アニメストリート」がオープン。開館イベントが終日開かれる予定だ。

 

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