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新型車両のデザインを「総選挙」 地下鉄西神・山手線、22年までに全車両を置き換え

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 神戸市民のセンスが問われる…? 神戸市交通局は23日まで、地下鉄西神・山手線の新型車両で採用するデザイン案の「総選挙」を実施中だ。交通局は地下鉄車両の老朽化対策として、2018年から22年にかけて同線の全車両を新型車へ置き換える計画。このほど3つの外観デザイン案(図=神戸市の発表資料より)を公表し、どれが新型車にふさわしいか利用者らからの投票を交通局のホームページで受け付けている。

 デザイン案は3案とも車両の製作を担当する川崎重工業が作成。これを伊フェラーリの自動車のデザインに携わったことなどで知られる工業デザイナー奥山清行氏が率いる KEN OKUYAMA DESIGN(東京都港区)が監修した。3案のうちA案は「先端の斜めラインを強調したモダンなデザイン」、B案は「街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザイン」、C案は「今までの車両の流れを受け継ぐ軽快なデザイン」などと、それぞれ説明した。

 デザインを決定する前に公開するのは珍しいが、神戸市営交通100周年にちなんだ「特別企画」として総選挙を実施した。新型車のデザイン案は16日に名谷車両基地須磨区)で開催した「交通フェスティバル2016」で公開。会場でも投票を受け付けた。ホームページを通じた投票も含めた結果は、26日午後5時ごろに発表する予定だ。交通局は投票を1人1回にとどめるよう呼びかけている。

 新型車の外観以外の仕様については、安全性の向上やバリアフリー対応、快適性の向上、省エネ性能のなどに配慮した車両になるよう、現在詰めているという。

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