神戸経済ニュース

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昨年の神戸ルミナリエ、2000万円の黒字を確保 今年は12月2〜11日に開催

 兵庫県や神戸市、神戸商工会議所などが参加する神戸ルミナリエ組織委員会は17日、2015年度(16年8月期)は2000万円の黒字を確保したと発表した。企業の協賛金が減少したことなどで減収だったが、会期の短縮や発光ダイオード(LED)の採用などで電力料金の支払いが減った。

 繰越金を除く前期の収入は487億円と前の期に比べて1%減少した。企業協賛金の出資企業数は4社多い188社だったが、金額は600万円少ない2億1000万円になった。グッズの販売による収入は減ったが、個人からの寄付は増加。結果として「募金等」の総額は100万円多い7200万円になった。

 一方で、支出は前の期比8%減の4億6800万円だった。作品制作費を1億1700万円と前の期の1億3000万円から減らした。会期を短縮したことで警備費や、仮設トイレ設営などの会場設営費なども減少。収入と支出の差し引きで2000万円の黒字で、前の期末に800万円とほぼ枯渇していた次年度繰越金を積み増した。

 今年は16年12月2〜11日に開催。財源として引き続き企業や個人の募金を呼びかけ、開催期間は昨年に続き電子マネー楽天Edy」で寄付ができる端末も設置する。11月7日から通販サイトで今季のグッズ販売を始める他、クラウドファンディング(ネットを通じた寄付)を随時受け付けるなど、多様なルートで事業継続への資金をつのる。

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