神戸市、中小企業融資制度で0.25%利下げ 長期運転資金は1.50%に
神戸市は16日、中小企業融資制度によって貸し出す資金の利率を引き下げると発表した。主だった長期の貸し出し金利を年0.25%ずつ引き下げる。運転資金に充てる際に利用できる「長期事業資金(運転)」の利率は年1.50%と、従来の年1.75%から0.25%引き下げる。新たな金利は10月1日から適用する。
神戸市が基準金利として採用する、みずほ銀行の長期プライムレートは現在0.95%だ。過去1年で約0.25%低下したことを受けた措置。長プラは7月に0.90%まで低下する場面もあった。短期資金融資の金利は1.50%に据え置く。
日銀がマイナス金利政策を導入したことなどを受けて、長期金利の指標である新発10年物国債利回りは3月以降ほぼ一貫してマイナスで推移した。7月にはマイナス0.3%近くまで低下する場面もあった。