神戸経済ニュース

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ドラマ「べっぴんさん」から考える世界戦略 推進協議会がセミナー

 兵庫県や神戸市、神戸商工会議所などで構成する「『べっぴんさん』推進協議会」(小田倶義会長=神戸ファッション協会会長)は27日、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の放送開始を10月3日に控えてセミナー「べっぴんを神戸から世界へ」を開催。「マッキントッシュ」「モンクレール」などを世界展開する八木通商(大阪市)の八木雄三社長に、神戸で作られるアパレルや洋菓子などの世界展開について聞く。

 ドラマの「べっぴんさん」の主人公は、戦後の混沌(とん)期に設立した子供向けの用品店が、こだわりの物作りを貫いた神戸・元町のファミリア創業者がモデル。現在は「別嬪(べっぴん)」といえば美人のことだが、江戸時代ごろまで上等なもの、特別な品(別品)という意味で使われたのが転じたという。

 神戸で育ったアパレルや洋菓子などの「別品」を海外向けに発信するうえで、何が必要になるのかについて八木氏の経験を通じて考える。聞き手はファッションショー・イベント「神戸コレクション」でエグゼクティブプロデューサーを務める高田恵太郎氏。

 当日はNHKの長谷川裕康・神戸放送局長があいさつする。このほか「べっぴんさん」推進協議会の取り組みを、事務局を担当する神戸市経済観光局の担当者が紹介する予定だ。

 参加費は無料で、先着200人が受講できる。申し込みは参加申込書に必要事項を記入してファクシミリで送るか、同じ内容を神戸ファッション協会宛に電子メールで送る。

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