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川重、復元した戦闘機「飛燕」をポートターミナルで展示 創立120周年

 川崎重工業は10月15日から11月3日まで、復元した第二次世界大戦当時の三式戦闘機「飛燕」(写真=同社のホームページより)をポートターミナル・大ホールで展示する。10月15日に迎える創立120周年の記念行事の一環で、数少ない水冷式エンジンを搭載した航空機の復元展示などを通じて、エンジン開発と川重の歴史を振り返る。

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  川重は展示会「川崎重工創立120周年記念展―世界最速にかけた誇り高き情熱―」を開催。メーンの展示物になる「飛燕」は、戦前の陸軍専属メーカーだった川崎航空機を前身とする川重の岐阜工場で復元作業を終えたばかりだ。昨年夏まで知覧特攻平和会館鹿児島県南九州市)に展示していた国内に現存する唯一の機体を改修した。

 「飛燕」のエンジンは独ダイムラー・ベンツ社製のエンジンをライセンス生産していた。その復元プロジェクトを中心としたエンジンや、エンジン内の圧力を高める過給機(スーパーチャージャー)の歴史を、国内外での人気のオートバイ「Ninja」シリーズで世界最速を目指す開発スタッフの熱意とともに紹介する。

 入場無料。開場時間は午前10時から午後5時まで(最終入場は午後4時半)。10月18、19日は休館する。

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