兵庫県の定時償還30年債、利率0.450％・100円 スプレッドは前回債と同じ

　兵庫県は２日、定時償還条項が付いた30年物の公募地方債（機関投資家向け）の発行条件を決めた。発行額は100億円。表面利率は0.450％で発行価格は100円、応募者利回りは0.450%になった。平均年限である15.78年のスワップ金利気配中値に対する上乗せ幅（スプレッド）は0.16％とした。

　２日の午前９時48分に募集を開始し、９時50分に完売を確認。同時に均一価格リリースを宣言し、流通市場での売買に移行した。

　定時償還条項が付いた30年債は６月に続き２度目の発行。前回債は200億円と今回よりも発行額は大きかったが、世界的に金利が低い局面だったこともあり、今回債よりも低い0.331％の発行利回りが付いていた。一方で、スプレッドの0.16％は前回債と同じだ。

　主幹事は大和証券、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券、野村証券、みずほ証券の４社が共同で務めた。