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神戸市と兵庫県、企業の海外進出支援で連携強化 9月1日に新事務所 

 神戸市と兵庫県は企業の海外進出を支援する産業振興事業で連携を強化する。神戸市海外ビジネスセンターは9月1日、兵庫県のひょうご海外ビジネスセンターのとなりに移転。日常的な情報共有や、互いのネットワークを一段と有効活用できるようになる。神戸市と兵庫県は新たな事務所の開設式典を同日午前に開く予定だ。

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 神戸市と兵庫県の窓口に加え、日本貿易振興機構ジェトロ)はいずれも神戸商工貿易センタービル(神戸市中央区、写真)の4階に入居しているが、窓口は別々で企業への対応もそれぞれ実施している。神戸市と兵庫県の窓口を事実上一本化することで、より迅速に細かな情報提供などが効率的に可能になる見通し。

 9月1日に開催する新事務所の開設式典には、久元喜造神戸市長と兵庫県の金沢和夫副知事があいさつする予定だ。このほか兵庫県のワシントン事務所と神戸市のシアトル事務所ともネットで結び、海外の現場を紹介。シアトルの日本酒専門店と結んだ海外展開の事例紹介や、ベトナムと結んだ法律相談の案内なども予定する。

 神戸市海外ビジネスセンターは2012年7月に神戸市アジア進出支援センターとして発足。産業空洞化を恐れずに中小企業の海外進出を積極的に支援し、海外収益が市内に還流することによる経済の活性化を狙って設置した。

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