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1900年完成の洋風建築、建て替え計画を協議 26日の景観アドバイザー専門部会

 神戸市が26日に開く都市景観審議会の景観アドバイザー専門部会では、歴史的建築物である旧三菱銀行神戸支店の解体とタワーマンションへの建て替え計画について審議する。旧三菱銀行神戸支店は1900年に完成した石造り3階建てで、日本人が設計した洋風建築としては、神戸市内で現存するなかでも最も古い建築物の1つ。

 計画では現存する建物をいったん取り壊したうえで、高さ約120メートルのタワーマンションを建設するとみられる。現在の外観を低層部で保存する。神戸市が2000年に景観形成重要建築物に指定していたことから、建て替えに際して都市景観審議会の同部会を開催し、学識経験者らが協議する。
 旧三菱銀行神戸支店は1973まで営業していたが、店舗統合により閉鎖。その後、建物を所有していた子供服のファミリアが三菱地所に売却したと4月に明らかになっていた。解体を控えて7月1日に見学会が開かれた。
 同部会の開催予定は19日に神戸市が発表した。

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