神戸経済ニュース

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TASAKIの5〜7月期、国内の小売売上高が5年ぶり減少 訪日客向けが一服

 TASAKIは15日、2016年5〜7月期の国内での小売売上高(速報値)が前年同期比6%減の38億3500万円だったと発表した。四半期別の国内小売売上高が前年同期を下回ったのは2011年2〜4月期以来ほぼ5年ぶりだ。円高や中国の関税強化などで、訪日客向けの販売が幅広い業種で一服した影響を受けた。

 国内の小売売上高は新規出店した百貨店やセレクトショップなどを含む全店ベースで、最終販売代金の合計。ここから百貨店の取り分を除いた金額が、会計上の売上高になる。15年12月〜16年7月期でみると、前年同期比3.2%増の125億円強になった。

 外国人向けの売上高が前年同期を下回った。一方で、新規出店に加え旗艦店である銀座本店(東京都中央区)での継続的な顧客つなぎ止めなどが奏功し、日本人向けの売上高は増加し、売上高の下支えになった。

 主力の商品カテゴリーである「COLLECTION LINE」は引き続き好調で、新たに投入した革製品の「TASAKI BAGS」も順調に推移していると説明した。15年12月〜16年7月期の決算発表は9月13日に予定する。

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