神戸経済ニュース

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上組の4〜6月期、純利益7%減の40億円 国際物流が減少

 上組が12日に発表した2016年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比7%減の40億円だった。海外向けプラント貨物の取り扱いが減少したことで、国際物流事業が減収になったのが響いた。神戸港ポートアイランドの流通加工センターが新たに稼働するなど物流基盤の強化もあって国内物流事業が伸びたが、補えなかった。

 売上高に相当する営業収益は1%減の600億円、営業利益も1%減の55億円だった。このうち国内物流事業は港湾運送関連が微増で、営業収益が1%増の513億円だった。一方で国際物流事業は17%減の65億円だった。国内・国際の主要2事業以外では、不動産賃貸などが好調だったという。

 17年3月期の連結業績予想は従来予想を維持した。純利益は前期比2%増の163億円を見込む。上組は決算短信で4〜6月期の業績が「おおむね計画通りに推移」したとの見方を示した。

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